カモ目カモ科

ヨシガモ エクリプス

恵み野中央公園にカワセミが出ていると聞いて、
ちらっと寄ってみました。

カエデの実
すぐにカワセミは出てくれましたが、警戒心が強くて全く近寄れません。
狩りの腕は大したもので、狙った獲物を逃がしません。
百発百中の凄腕です。
足が赤くなっているので、成鳥だったのかもしれません。
豆粒のカワセミ
カワセミの写真を諦め、
池に滞在中のヨシガモを探しました。
ヨシガモは、すっかり外観を変えていました。
トレードマークのナポレオンハットは消失し、ご覧の通り。
銀白色だった腹も、メスのように茶色くなっていました。
片側に残った長い三列風切がなければ、
すぐにヨシガモだと 分からなかったかもしれません。
左側から
右側に、三列風切は見当たりません。
傷ついて垂れ下がっていた三列風切は、
どうやら抜け落ちたみたいです。
右側から
 カモの仲間は繁殖期の後半に風切が一斉に抜けて
一時的に飛べなくなると聞きます。
古い羽が抜けて、新しい羽が生え変わるということは、
このヨシガモにも、
また飛べるようになる可能性があるということでしょうか。

泳ぐとき、以前は傾いていた重心も、今は真っ直ぐに見えます。

飛べるようになるかどうかは別として、
以前より怪我の症状が改善されていることは
どうやら間違いなさそうです。

のびをするヨシガモ
新しい羽がちゃんと生えて、
冬になる前に飛べるようになるといいな。

どうかきっと、そうなりますように‥。

撮影日  2013/8/7
撮影場所  恵庭市

追記

残った三列風切は、傷ついた右側のものでした。
9/10日の段階でも、
右側の三列風切はそのままの状態です。
ちなみに健康な左側の三列風切は、新しく生え変わりました。

POSTED COMMENT

  1. ニック より:

     古い羽が抜けて新しい羽になり、怪我なども改善される場合が・・・ある?
     おまささん、良く調べてくれましたね、すごく希望がもてます。
     ヨシガモの存在を知ってから、沼が氷結する時期を心配していましたが、今度からはヨシガモに会うたび激励することにします。

  2. りつ夫 より:

    おまさ様
    ご無沙汰いたしました。
    ヨシガモ‥、頑張って欲しいですね。
    私が暮らす白神山地では、傷つき、羽を休める生き物は、あっという間に淘汰されてしまいます。
    一瞬の油断や隙で、一群れのカモの親子が姿を消してしまったのには、驚き以上に自然の摂理の厳しさを思い知りました。
    特に妻のショックが激して、なかなか事態を受け止められないようでした。
    私は仕事の都合上、生き物の撮影に接することが多かったのですが、いまだ種類や個体識別が出来ないド素人写真家です。
    おまさ様の鳥の写真の素晴らしさと、愛情のこもった絵解きの内容に夫婦揃って癒されています。
    これまで、ガーデニングのページにお邪魔していましたが、最近、鳥の撮影と観察をする機会が増えてきましたので、こちらにも書き込ませて戴きます。
    これからも、このページの更新を楽しみにしています。
    頑張ってくださいね!、おまささん。

  3. おまさ より:

    ニック様
    怪我の程度にもよるのでしょうけど、少し希望が出てきました。
    池が完全結氷する前に、ちゃんと飛べるようになるといいんですけど。
    長都沼のオオハクチョウを思い出しますね。

  4. おまさ より:

    りつ夫様
    お久しぶりです。
    ウトナイ湖や長都沼などで、怪我をしたオオハクチョウやヒシクイ、迷子になったマガンの幼鳥などをたくさん見てきました。
    秋に渡ることのできない彼らにとって、北国の冬は死と隣り合わせです。
    ウトナイ湖の近くには、真冬でも凍らない川があるので 春まで生き延びる個体がいますが、完全結氷する長都沼となると可能性はゼロ。
    翌春まで生き延びた個体を見ることはありません。
    怪我をした個体同士が身を寄せ合って懸命に生きようとしている姿に、何度涙したか分かりません。
    自然は厳しいですよね。奥様の気持ち、よく分かります。

    私も、シノリガモのヒナに癒されています。
    本当に愛らしいですね。

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