冬と春の間で

日中は暖かく春を思わせる陽気ですが、朝晩はまだ冬の北海道。

枝先にしがみついた葉が凍えて見えます。

キバシリの背中の向こうから朝日が差し込み
ハシブトガラが陽気に唄います。
視線を感じ顔を上げると、
エゾリスがこちらをじっと見つめていました。
まるで おとぎ話の世界に居るような不思議な感覚。
ツグミが振り返り
「それ以上は近寄らないで。」と言いました。
森は歓びに満ち溢れてて、私の空想癖を刺激します。
もしかしたら、間もなくやってくる春のせいなのかもしれません。
撮影日     2014/3/24
撮影場所    苫小牧市

マガン ねぐら立ち

渡りの季節がやってきました。
ピークはもう少し先のようですが、
早起きをしてウトナイ湖に行ってきました。
夜明け前の空を舞うマガンの群れ。
切り絵のような景色

すっきりと晴れたウトナイの空は、息を呑むような美しさでした。
 時折、オジロワシのカッ、カッ、カッ、カ‥という鳴き声が聞こえてきます。
ダイサギやウミウ、シロカモメが空を横切って行きます。
オナガガモ
陽が昇るにつれ、空の赤味が薄まり
遠くに佇むアオサギや
羽に顔を埋めるオオハクチョウの姿も見えました。
やめられません。
鳥見。
撮影日     2014/3/24
撮影場所    苫小牧市

春がやってきた

風邪が長引いてなかなか鳥見に出かけられない日が続いていましたが、
一昨日、長都沼に少しだけ寄って来ました。

この日の朝は氷点下10℃近くまで下がり、
川霧が立ち込めるほどの寒さでした。

沼の対岸にオジロワシを見つけました。
ハンノキにとまり、しきりに水面を眺めています。
飛び立つ写真が撮りたくてしばらく待ちましたが
一向に飛ぶ気配がなく、諦めました。
オジロワシ(成鳥)
アオサギ
先日見たコハクチョウの姿はもうありません。
沼にはいつものようにオオハクチョウが羽を休めていました。

水面にくっきりと姿が映り込み、
まるで2つの世界を同時に見ているようでした。

オオハクチョウ

南からヒシクイの小さな群れが飛んで来るのを見ました。
ミコアイサ、カワアイサ、マガモ、コガモ、ダイサギ、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、トビ、ヒヨドリ、カラ類。
それに沼の周辺で、今季初めてヒバリを確認しました。
朝の寒さが嘘のように日中は暖かでした。
とうとう春がやってきました。
撮影日     2014/3/23
撮影場所    千歳市

足跡

風邪をひいてしまったようです。
喉がおかしいし、ひどく体が怠い‥。
そういえば先日 研究林(苫小牧)を訪ねたときも
なんとなく元気がでませんでした。
きっと風邪の引き始めだったのですね。
体調が悪いと、鳥見の調子も出ません。
訪ねた時間が遅かったせいもあるでしょうが、
この日研究林でまともに撮れた鳥の写真は1枚もありませんでした。
わずかに撮ったのが、獣の足跡でした。
見慣れない足跡。
爪の跡がはっきりと残る5本指です。
リスともウサギともキタキツネとも違う。
もちろんエゾシカでもありません。
アライグマとわかったのは帰宅してからでした。
知りませんでした。
アライグマが、研究林に居たとは‥。
こちらは、食害にあったノリウツギの樹皮。
犯人はエゾシカです。
木の周りに、しっかりと足跡がついていました。
嫌われ者のアライグマとエゾシカ。
ホントは おまえたちが悪いわけじゃないのにね。
撮影日     2014/3/17
撮影場所    苫小牧市

カモ

北大研究林の池にいる 常連ガモさん。
珍しいのは入っていませんが、じっと見ているとこれが面白い。

気の強いのやら、控えめなのやら、
のんびりとベンチに座って眺めてきました。

ホオジロガモ(オス)

この日は、頭の緑色がきれいに見えました。

ホオジロガモ(メス)
キンクロハジロ(オス)
マガモよりも一回り小さいキンクロですが、なかなかどうして気性が激しい。
威嚇する際は くちばしを開けてマガモに迫り、
逃げるときはトプンと水中に潜ります。
その様子が可笑しくて、かわいくて‥。

マガモ(メス、オス)

美しい繁殖羽のマガモさん。
池の中はカップルだらけでした。

仲良く 頭を上げ下げして、愛を深め合うマガモ。

こちらは三角関係?
そばにやって来る他のオスを、激しく威嚇します。
ほうほうのていで逃げるオスガモ
ハイブリッドガモ
片親がマガモなのは間違いなさそうですが、もう一方が分かりません。
こちらは漁港で見つけた、ハシビロガモ(オス)
そっと近づきましたが、逃げる、逃げる。
後姿しか撮れませんでした。
驚かしてごめんね。
撮影日   2014/3/17
撮影場所   苫小牧市

ツンドラ スワン

今年になって初めてコハクチョウを見ました。
コハクチョウの英名は「 Tundra Swan 」
ユーラシア大陸のツンドラ地帯の鳥だそうです。
越冬のため本州に渡っていましたが、
いよいよ故郷に戻る支度を始めたようです。
幼鳥3羽、成鳥7羽の小さな群れ(長都沼)
寛いだ様子で しばらく羽づくろいなどをしていましたが
7時半頃、10羽揃って北方向に飛立ちました。
水際をのんびりと歩くキタキツネ
沼には他にも
オオハクチョウ、カワアイサ、ミコアイサ、ダイサギ、アオサギ、オジロワシ、
マガモ、コガモ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ等がいました。
( オオハクチョウ以外は、みんな豆粒でしたけれど‥)
撮影日   2014/3/19
撮影場所   千歳市
こちらはウトナイ湖のオナガガモです。
久々に近くから‥。
オスの尾羽、ホントに立派ですね。
オナガガモ(オス)
オナガガモ(メス)
オオハクチョウが3羽、近くに飛んで来てくれました。

対岸の氷の上にオジロワシが見えました。
早朝にはマガンも居たようですが、既に飛び立った後でした。

また渡り鳥の季節がやってきます。
愉しみです。

撮影日     2017/3/19
撮影場所   苫小牧市

よこどり

昨日は、風がなく暖かでした。
それでも朝は冷え込んで、写真を撮った時は氷点下8℃。
防風林が凍えて見えました。
すっぽりと霜で覆われた雑草や 樹木に
春の匂いはありません。
 雪原に、カラスが群れていました。
よく見ると中央に大きな鳥の姿が見えます。
若いワシのようです。
オジロワシ?オオワシ?
遠いのではっきりしませんが、くちばしの形からするとオジロ‥かなぁ。
雪の上に羽が散らばっているのが確認できます。
餌となった生きものは どうやら野鳥のようです。
またオオタカの獲物をよこどりでもしたのでしょうか。
 もう1羽、オジロワシらしき若鳥がやって来ました。
と‥
今度はカラスがオジロの隙をついて餌をよこどり。
一目散に逃げて行きます。

さあ、逃げろ!逃げろ!逃げろ!

追いかけるオジロワシ
みんな生きるために必死です。
小さな橋の欄干の隙間からアオサギが見えました。
冬と春のせめぎ合い。
朝日に染まったアオサギからは、
ほんのりと春の匂いが漂ってきました。
撮影日    2014/3/17
撮影場所   千歳市

風の強い日は

風の強い日は波だって高い。
湾内に避難する水鳥がいるかもしれない。
もしかしたら普段見ないような希少種に出くわすかもしれない。
そんな期待に胸を膨らませながら
漁港を隅々まで見回しました。
係留された船の後ろに
ホシハジロの群れを見つけました。
沖の方に ホオジロガモの姿がぽつぽつ見えます。
岸壁近くにいた1羽のメスが驚いて飛びたったけれど、
強い向かい風で ほんの20m飛んだだけ。
滞空時間の割に進みませんでした。
おむすび頭のホオジロガモは、しきりにこちらを気にしながら
更に泳いで逃げます。
悪いと思いつつ 笑ってしまいました。

クロガモ(オス)は、
「これくらいの波はなんでもないよ。」
といった様子で平然と泳いでいます。

ヒドリガモが岸に舞い下りました。
風でヘアースタイルが乱れています。
岸壁のすぐそばに座り込んだ番いは、
のんびりと羽づくろいを始めました。
珍しい鳥はいなかったけれど、
船や岸壁を風避けにする 賢い水鳥に出会えました。
飽きることのない愉しい時でした。
撮影日    2014/3/14
撮影場所   勇払郡

カモメのセグロさん

 苦手分野のカモメ科の鳥たち。
( 識別が苦手という意味です。)
久々に写真を撮ってみました。
漁師さんからのプレゼントでしょうか?
セグロカモメが、大きな魚の頭を独り占めしていました。
さすがのカラスも手が出せない様子。
セグロカモメ、めちゃめちゃ強いです。
セグロカモメ
ずりずり‥
ずりずりずり‥
こちらは羽色の濃いので、多分オオセグロカモメ。
防波堤に仲良く並んで日向ぼっこをしていました。
左端はオオセグロカモメで、右端はワシカモメ(?)
こちらは、オオセグロカモメとシロカモメ。 
 まるでハクチョウのような美しさ。
シロカモメの幼鳥です。
ちょっと雰囲気が違いますが、多分こちらもシロカモメ。
くちばしが黄色くないし、赤色斑もないところを見ると幼鳥なのでしょうか?
‥難しいです。
こちらはシロカモメの成鳥。
間違い等ありましたら、ご連絡いただけると助かります。

 撮影日    2014/3/14
撮影場所   沙流郡、勇払郡

春の予感

「朝から晴れる」という予報を信じ
張り切って朝6時に家を出たのだけれど‥

目的地(研究林)に着いた時は、どんよりとした曇り空でした。

そのうち晴れてくるだろうと ゆっくり林縁を歩いていて、
アカエゾマツの てっぺんに 見慣れない鳥がとまっているのに気付きました。
豆粒だけれど、とりあえず証拠写真をパシャ!
液晶モニターで確認すると‥
まさかまさかの、ミヤマホオジロ。
緊張する‥。
もう少し近づけないかな。

あっ、飛んだ。
なんと、こっちにやって来た!

でもこれじゃあ‥。
「 お願い、こっちを向いて~。」
と テレパシーを送ってみましたが、効果なし。
ミヤマホオジロ君、非情にもそのまま背を向けて飛んで行ってしまいました。
8時を過ぎた頃から太陽が顔を出し、
薄暗かった園内が一気に明るくなりました。
遠くから、フィーフィーという鳴き声が聞こえてきます。
ウソの群れです。
雑草の穂先にとまって、夢中で種をついばんでいます。
10羽程度の群れの中に、アカウソ(オス)が混じっていました。
研究林を流れる幌内川。
あちらこちらにできていた氷の塊がほとんど消えました。
ミソサザイです。
雪の上を歩いて、小さな虫を狙っています。
キツツキの仲間も元気いっぱい。
あちらこちらから 木の幹や枝をつつく音が聞こえてきます。
コゲラ
オオアカゲラ
池でダイサギを見つけました。
夏羽ではないけれど、風で乱れた羽がきれいでした。

まだ雪は残っているけれど、そこここに春を感じる1日でした。
外歩き、止められません。

撮影日    2014/3/12
撮影場所   苫小牧市