キツツキ目キツツキ科

野良猫 VS アカゲラ君

5日ほど前、公園の林の中でノラ猫を見つけました。
風格のあるどっしりとしたその後ろ姿に、
なんだこの生き物は?もしや珍しい野生動物か?
とドキドキしましたが、
落ち着いてよく見れば、どうやら猫ちゃん。

後ろから「猫ちゃ~ん♪」と甘い声で呼んでも、微動だにしないふてぶてしさ。
機転を利かせて笹を揺り動かした知人のおかげで
その生物が間違いなく猫であることが納得できました。

おお~、まるまると太った貫禄たっぷりの猫殿‥こわ!

 

 
3日ほど前、カワセミを狙って待ち伏せしていたら、
なんとこの猫が倒木の上を悠然と歩いてくる。

     え~!あなた、何処に行くつもり?
  止めて!止めて!そっちにはアカゲラちゃんがいるのよ~!
  
慌ててカメラその他一式を抱えて、猫の後を追うおまさ。
もちろん、何かをしようってわけではなかったけれど
事の顛末を見届けないわけにはいかない。
アカゲラちゃんは、大丈夫かなぁ?
 
   


あぁ、いたいた。いや~、呑気にお昼寝? 
危機が迫っているのよ。早く気付いて~!
やきもき‥

 


のっし、のっし、のっし‥
普段野鳥を見慣れているせいか、
ドラ猫がまるでベンガルトラのように見える。

 


いや~、いよいよ近づいて来たよ~!
何?舌なめずりなんかして、何をするつもりなの~?
  

 
おぉ、アカゲラ君、やっと気付いたの?
野生のくせに、君ちょっと遅いよ~。
 


 ん?逃げないの?
もうちょい、高いところに逃げるとか
そういう選択肢もあると思うんだけどなぁ‥

 

 
とにかくノラ殿、早く何処かに消えておくれよ~。
 
あぁ~よかった。そうそう、その調子。
 ご苦労様でした~。 
 
 

え~!せっかく猫殿が見逃してくれたっちゅうに、
何であなたは後追いするわけ?
あ~ほら、早く隠れて~!
 

ほら~、隠れるくらいなら最初っから近寄らなきゃいいのに‥。

え?家を守るのは男の仕事だって?
お見逸れいたしました。

POSTED COMMENT

  1. ニック より:

     写真10枚の大作ですね。
     猫の顔がもう少しイケメンなら、直木賞候補に・・
     映画だったらアカデミー賞にリストアップするところでした。
     
     猫の行く方向に、アカゲラの巣があるのですね!
     巣が気になって、カメラをバタバタしながら持って猫の後を追うおまささんの光景が目にみえるようです。(クスクス!)
     
     それと、単に「トラ」と言わず、「ベンガルトラ」との表記しています、以前にも学名で産地の後につける「・・エンシス」を使っていましたね。
     生物に関する学科専攻だったのかな!

     

  2. やまぼうし より:

    このお話の猫様、我が家のお庭を毎日訪問するノラ様と同じ種類の猫様です。
    猫犬好きの夫曰く、とても丈夫な種らしい。
    鳥の餌台を設置し、日々、な~にか飛んできてはくれぬものかとせっせとお給仕に励む方としましては、猫様には、あまり寄って来て欲しくはないのですけれど、困ったことに、猫も嫌いじゃない・・うううう。邪険にはできない。きらわれない程度に、ご挨拶をしてサヨナラします。
    それにしても、アカゲラさんにたびたびお会いできる環境がうらやましい~
    北海道に行った時に一度遭遇。一昨年夏の黒岳中腹で。
    旭岳ではノゴマのオスに。感激でした◎

  3. そらぷち より:

    この面構え、この身のこなし! まさしくこれは新種のヤマネコですよ。

  4. おまさ より:

    ニック様

    直木賞にアカデミー賞‥それは惜しいことをしました。
    確かに、イケ面とは程遠い猫ちゃん。キャスト選びを誤りましたかね~。

    猫ちゃんを発見したときは、斜面の上にイスを据えて川を見下ろしていました。
    ご推察の通り、ノラ猫君はアカゲラの巣の方向へ向かって行ったので、心配で 居ても立ってもいられませんでした。

    イスと道具を持って、ビューンと風のように走り猫の後を追いました。
    え?バタバタしていたでしょうって?あれ、バレていたか。
    やっぱり、先生に隠し事はできないなぁ。(笑)

  5. おまさ より:

    やまぼうし様

    やや‥この猫ちゃんの親戚がやまぼうしさんのお庭に‥。
    世間は狭いですね。(笑)

    そうですね。こんなに簡単にアカゲラさんに会えるなんて、感謝しなくっちゃ!
    今度アカゲラさんに、菓子折りの一つでも持って行くことにします。

    やまぼうしさんは、山登りをされるのですね。いい趣味ですね。楽しそうだなぁ。
    ノゴマ‥私は、まだ会ったことがありません。というより、その存在すら知りませんでした。今本を見ましたが、喉が赤くて綺麗な鳥ですね。こんな野鳥にばったり遭遇したら‥と想像しただけで、ウキウキしてしまう単純おまさでした。

  6. おまさ より:

    そらぷち様

    いいですね。大賛成です。新種のヤマネコということに決定しましょう!(笑)

ニック へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。