マガンねぐら立ち 宮島沼

マガンのねぐら入りを撮り損ねた次の日、
深夜に目が覚め眠れなく私は、
突然ねぐら立ちを撮りに行くことを思いつき、
そして実行に移してしまいました。

潮騒のメモリーを繰り返し歌いながら運転すること1時間ちょい。
宮島沼はまだ真っ暗でした。

キャハハン、キャハハン!
4万近くのマガンの鳴き声が、暗闇を満たします。

数日前の昼間、当たり前のように突堤から沼を眺めましたが、
この日はゲートが施錠されていて、中に入ることができませんでした。

そのうちゲートが開くかもしれないと、しばらく待ちましたが開く気配はなく
観察小屋に続く塀付近で写真を撮りました。

沼から畑へ向かう群れ(北東の方向)
塀の覗き窓から見た沼の様子(西)

北東方面
気温が低かったせいか、沼は朝霧に覆われて霞んでいました。
鮮明な写真は撮れませんでしたが、それはそれで趣がありました。
駐車場に引き返す途中の風景が また幻想的で、
我を忘れて夢中でシャッターを切ってしまいました。
沼近くの畑
立ち込める霧の中を、2台の車がゆっくりと走って行きました。
いくらか霧が晴れて
西の空が青く見えるようになったので
沼に戻ってみると
対岸に、わずかに残ったマガンの姿がありました。

後で分かったことですが、
ゲートは、春と秋のマガンの飛来期に
突起付近への人の立ち入りを制限するために作られたようです。

マガンのストレスを軽減すること、
沼全体をねぐらとして使えるようにすることを目的としているそうです。

夜目にぼんやりと見えた沼の手前に、マガンの姿がありました。
どうやら目的は達成されているようです。

昼間は自由に突堤へ出入りできますが、朝は中に入れません。
ねぐら立ちのときは、観察小屋、覗き窓つきの壁付近でご覧になることをお勧めします。

撮影日   2013/9/28
撮影場所    美唄市

昼間のマガン

先週の土曜日には ほぼゼロだった宮島沼のマガンですが、
一昨日には3万を超えたとのこと。

日に日に変わるマガンの数。
うかうかしていて 撮り損ねては大変と、
昨日、慌てて沼に行って来ました。

よ~し、今年は宮島沼でマガンのねぐら入り、撮るぞ~!
夕日に染まるマガン、きれいだろうなぁ‥。

冷え込むだろうから、防寒着も用意しておこう。
念のため手袋やマフラーも入れてっと。
よ~し、準備万端!

※※※

宮島沼にはゆっくり走っても、1時間半。
日の入りが5時過ぎだから、午後から出かけたので十分だったのですが、
なんとなく家でじっとしていられなくて、昼前には沼に着いていました。

でも、昼間の沼にマガンって ほとんど居ないんですね。

わずかに残った群れが、時折飛んで行くところを
パシャリ。

また、パシャリ。

夕方まで たっぷり時間があるからと、
畑にいるマガンを狙うことにしました。

(センターのスタッフさんに確認してから、徒歩で砂利道に入らせて戴きました。)

稲刈りを終えた田んぼで、マガンがのんびりと
落穂をついばんでいました。

大小の群れが出入りを繰り返していましたが
近くの畑で稲刈りが始まり、
マガンは一斉に飛び立ってしまいました。
すごい迫力。
しばらく畑は閑散としていましたが、そのうち
群れが戻り始め

またしばらく、長閑な光景が続きました。

(写真はどれも、かなりトリミングしています)

田畑のマガンを堪能できたので、
次は いよいよ ねぐら入り。

今のうちに色々準備しておこうと、
防寒着の入ったデイパックを探しましたが‥

あれっ、あれっ、あれ~ぇ?!
嘘‥ない。

またやってしまいました。
ペラペラの薄いシャツとジーンズで、
夕暮れ時を過ごすかどうか、かなり悩みましたが
結局この日は、日没を待たず撤退することにしました。

おまさのアホ!

撮影日  2013/9/27
撮影場所   美唄市

ウズラシギ

さぁ、「ダイゼンの浜辺」シリーズも、いよいよ最後になりました。
今回登場するシギは、

トウネンと

ハマシギ
そして‥
ウズラシギ!
正直言うと、頭頂部の茶色いこの鳥が
ウズラシギという名前であることも、
この辺りでは珍しいシギだということも、
まったく知らずに写真を撮りました。
ハマシギでもトウネンでもメダイチドリでもないヤツ。
とりあえず撮っておいた方が良さそうだ。
その程度の軽いノリで写真を撮っていたので、
帰宅後図鑑を見て初めてちょっと驚きました。
観察難易度★★★ 星3つ。
トモエガモと同レベルでした。
ウズラシギ
この鳥見で、新たに出会った鳥が2種類増えました。

道案内してくださった写真仲間に、改めてお礼を‥。
本当に、ありがとうございました!

撮影日    2013/9/23

メダイチドリ

ダイゼンを撮った同じ場所で、
他にも何種類かのシギやチドリに出会いました。
そのうちの1つが、このメダイチドリ(冬羽)。
珍しい鳥ではありませんが、とってもフレンドリー。
レンズを構えた前でも、臆することがありません。
すっかりリラックスした様子で
水浴びをしたり‥
浜辺をトウネンと一緒にお散歩したり‥
  
頭をカキカキしたりと、
様々な表情、仕草を見せてくれました。

 この小さな体で、ロシアから来たのかと思うと感心してしまいます。
越冬地は、東南アジア。
気を付けて渡って行くんだよ。
撮影日   2013/9/23

ダイゼン

一昨日、 写真仲間のお一人から
 「これからダイゼンを撮りに行くけれど、後をついて来ますか?」
というような内容の連絡を戴きました。
ダイゼン。
まだ撮ったことのないシギです。
ありがたい!
もちろん、お仲間の車の後をついて走りました。
※※※
現地はいいお天気でしたが、風が強く
時々風にあおられて砂が舞い上がり、まるで砂嵐のようでした。
車中から、キョロキョロとダイゼンを探すこと1時間半。
現れました!
冬羽なので、顔も腹も黒くありませんが
まぎれもないダイゼンです。
砂が舞い上がるると立ち止まり
目を閉じて(瞬膜を出して)踏ん張ります。
すごい風だね。
風がおさまると
くちばしを砂の中に入れて、餌探し。
目が合って、ちょっと怯んだのか
 一瞬身を伏せましたが
すぐに、すっくりと
立ち上がり
 何事もなかったように
餌探しを続けました。
うまうま…

初めてのダイゼンに、大興奮の数時間でした。

お声をかけてくださったお仲間に、感謝の気持ちでいっぱいです。
お忙しい中、本当にありがとうございました。

撮影日   2013/9/23

ウトナイ湖 その2 (飛べない ヒシクイ編 )

湖にいる群れから離れて、
湖岸で羽を休めている 新顔のヒシクイに出くわしました。

健康なヒシクイを この湖岸で見ることは、まずありません。

見た目には、これといった外傷があるようには思えませんが、
何処か調子でも悪いのでしょうか。
それとも迷子?
あどけない表情から、
まだ若い個体のように見えます。
こちらは、何年もウトナイ湖に留まっている 羽を傷めた先輩ヒシクイ。
新顔のヒシクイのそばで、羽繕いをしていました。
ハクチョウ達に混じって羽を休めるヒシクイの姿は
一見すると 長閑な光景にも見えますが、
厳しく悲しい光景でもあります。
湖から聞こえてくるヒシクイの群れの鳴き声に
2羽のヒシクイは、そわそわ し始め
食い入るように群れを見つめ
やがて、ホルンのような低い声で鳴き始めました。
間もなく 群れに向かって泳ぎ始めた、ベテラン ヒシクイ。
そのまま群れの中に入って行くのではないかと
 固唾をのんで見守っていましたが、
手前で向きを変え 湖岸に戻って来ました。
戻ってきたヒシクイは、若いヒシクイに寄り添い
同じように、背中に顔を埋めました。
大きなヒシクイと小さなヒシクイ。

並んだ2羽のヒシクイを見ながら、
逞しく生き抜いて欲しいと、願わずにはいられませんでした。

撮影日   2013/9/22
撮影場所   苫小牧市

ウトナイ湖 その1

宮島沼の次はウトナイ湖。
というわけでもなのですが、
ヒシクイの数が増えてきたとの情報もあり
確認のため出かけて来ました。
まずは、サンクチュアリ
相変わらず観察路の木道の下が冠水している上に
破損した木道が増えて、
長靴がないと 歩けない場所が多くありました。
しかもヤブ蚊の数が半端じゃなく
うっかり防虫対策を忘れて森に入った私は見事 蚊の餌食となり、
もう鳥見どころではなくなってしまいました。
立ち止まるたび、蚊に刺されるので
写真を撮るのが怖くる始末。
侮れません。秋のヤブ蚊。
ちなみに家に戻って確認したら、合計11箇所刺されていました。
藪の中にはコヨシキリやアオジ、上空にノスリ、オジロワシ、ヒシクイ等を見ましたが
いずれも写真の出来はお粗末。
掲載できほどの写真は1枚も撮れませんでした。
イソシギのデッキから勇払川河口付近を眺めましたが、
残念ながら水鳥の姿はほとんどありませんでした。
チョウセンゴミシの実
蚊から逃げるようにして車に戻り、
道の駅側の湖岸に移動しました。
こちらは快適そのもの。
心地よい風を感じながら、のんびり野鳥観察ができます。
オオハクチョウの他に
オナガガモや
コブハクチョウ

 それに、居ました!居ました!
ヒシクイです。
長旅、ご苦労さま。
陽の光を受けてキラキラと輝く湖面に
コブハクチョウの姿の映えること‥。
青空にダイサギの姿も美しかったぁ‥。
ヒシクイに混じってマガンやコハクチョウの姿を見られる日も、
そう遠くないかもしれません。

撮影日   2013/9/22
撮影場所   苫小牧

宮島沼に行ってみました

青空に誘われて、宮島沼に出かけてきました。
渡り鳥の時期にはまだ早く、沼は閑散としていましたが‥
カイツブリが張り切って潜る様や
カルガモやマガモ、オナガガモの群れなどが、遠くに見えました。
時折、チュウヒが飛んで来たり、
マガンの群れが飛んで来たりして ドキドキしましたが、
どちらもすぐに、通り過ぎてしまいました。
駐車場の奥にある風車(?)を撮ったら
豆粒の小鳥が一緒に写っていました。
カワラヒワでしょうか。
今日一番愛想のよかったのは、駐車場に居たキジバトでした。
マガンの数がピークになる頃、また足を運びたいと思います。
おまけ
センターは、工事中(屋根の補修と外壁の塗り替え)のため
今はトイレ以外に入ることができません。
(工事期間は、8/9~11/21のようです。)

撮影日  2013/9/21
撮影場所  美唄市

後姿

気持ちのよい秋晴れが続きます。
庭仕事に区切りがつくと、カメラを持って近場に出かけています。
よく行く場所は長都沼。
渡り鳥のチェックと、シギ類目当てですが、
なかなか思うような出会いがありません。
キジバト
 恵庭岳
それでも この日は、カルガモやマガモの他にオナガガモの群れや
わずかでしたがカワアイサを見ました。
少しずつですが、鳥の数が増えては きているようです。
突然、カルガモの群れが飛び立ちました。
 チュウヒです。
シャッターを切っている間中、
「こっちを向いて~。」
と念じていましたが、写真は全て後姿。
鳥を撮るのは難しいです。
後姿のチュウヒは、そのまま対岸の草原へと姿を消してしまいました。
難を逃れた カルガモのシルエット
ススキの穂が、風に揺れてきれいでした。
翌日は十五夜だと思い出し、少しだけ分けてもらいました。
帰りに白玉粉を、買って帰ろう。

撮影日  2013/9/18
撮影場所   千歳市

サメビタキがやって来た!

見慣れない鳥に出会うと、テンションが上がります。

それほど珍しい鳥じゃなくても
思わぬ場所で出くわすと、やっぱりドキドキしてしまいます。

今日、キッチンで洗い物をしていたら
窓ガラスの向こうに小鳥が見えました。

スズメでも カワラヒワでも ヒヨドリでも シメでもありません。
ジューンベリー(鉢植え)の枝にとまって、こちらを見ています。

カメラを取りに2Fに駆け上がります。
どうか‥間に合いますように。

小鳥は逃げないで居てくれました。

ホバリングを繰り返し窓に向かって飛んで来ます。
どうやらガラスに映った自分の姿を、敵とみなして威嚇しているようです。

ガラス越しに何枚か撮ってみましたが、
窓は雨に濡れて、まともな写真は撮れません。

飛び去ることを覚悟して、少しだけ窓を開けてみました。
予想に反して、小鳥は逃げませんでした。

移動の途中に庭に寄ってくれたのでしょうか。
小鳥はサメビタキでした。

とびっきり美しいサメビタキでした。

撮影日  2013/9/15
撮影場所  恵庭市