スズメの仲間、シジュウカラの野鳥図鑑です。

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水辺の鳥、スズメの仲間、ホオジロ科

  • シジュウカラ
シジュウカラ

【分類】
スズメ目、シジュウカラ科、シジュウカラ属

【現れる時期による分類】
留鳥。
石川県の舳倉島や山口県の見島では旅鳥。

【全長】
13~16.5cm

【外観の特徴】
シジュウカラ科の中では大型種。
上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。
頭頂は黒い羽毛で覆われ、頬および後頸には白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。
喉から下尾筒にかけて黒い縦線が入る。翼の色彩は灰黒色。
大雨覆の先端に白い斑紋が入り、静止時には左右1本ずつの白い筋模様の翼帯に見える。
くちばしは黒い。
足の色彩は淡褐色。
オスは喉から下尾筒にかけての黒い縦線が、メスと比較してより太い。
幼鳥はこの黒い線縦が細く不明瞭であり、また頬および下面に黄色みがある。

【習性】
市街地の公園や庭などを含む平地から山地の林、湿原などに生息する。
通常は渡りを行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行うこともある。
非繁殖期の秋季から冬季には数羽から10数羽、ときに数十羽の群れとなり、シジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群も形成する。
樹洞やキツツキ類の開けた穴の内側などに、メスがコケを組み合わせ、覆うように獣毛やゼンマイの綿などを敷いた椀状の巣を作る。

【鳴き声】
さえずりは甲高い声で「ツィピーツィピーツィピー」と繰り返す。

【食性】
果実、種子、昆虫やクモなどを食べる。
地表でも樹上でも採食を行う。